初めてのルワンダ訪問で経験した、ルワンダでの水事情。

Sponsored Link

世界には約200国カ国あり、

そのうち150カ国が発展途上国だということを知っていますか?

さらに、水道の蛇口をひねって水が飲める国はたった15カ国しかないんだそうです。

その15カ国の内の1つが日本であることを、日本人のみなさんは知っていますか?

私は知りませんでした。

そして、水道の水を飲んでも安全な国は他にどこなのでしょうか?

と聞かれても、私は日本以外に知りません。

これまで訪問した国で水道水を飲んだ経験がないからです。

水は出るけど、飲むのには安全ではないという国が多いのです。

 

私は日本で生まれ、日本で育ち、水道から水が普通に出てきて、その水を普通に飲んで育ちました。

日本で暮らしてきた中で、これまでに水に関して不便だと感じたことはなかったし、日本にいてよっぽどのことがない限り、水に関して不便だということはまずないでしょう。

しかし、一歩外に出たらそうはいきません。

日本を出ないと分からない、世界で起きている事実があります。

そういう事実を、私たちは知っておかなければいけないと思うんですよね。

 

水道の水すら飲める日本にいたら考えることない問題の1つが、これからお話しする水事情であると思います。

私が訪問した国の中でも、ルワンダでの水事情、初訪問時の衝撃は大きかったです。

水が水道から出るということすら、貴重なんだと噛み締めた思い出があるので、是非多くの人に知ってほしいと思い、ルワンダで私が経験した水事情について、紹介しようと思います。

 

今回は、ルワンダの家庭でのホームステイ生活においての水事情と、活動中に知った学校での水事情の2つのテーマに分けて紹介していきます。

テーマ①:ルワンダの家庭でのホームステイ生活においての水事情

ホームステイ生活においての水事情
  1. 突然起こる断水
  2. 断水したら不便な事
  3. 滞在中のシャワー事情
  4. ルワンダの家庭での水対策

それでは、テーマ①から順番に、1つ1つ見ていきましょう。

 

1、突然起こる断水

ルワンダでは突然断水が起こります。

水道をひねっても、全く水は出てきません。

2015年に初めてルワンダを訪問した時、首都キガリに約3週間滞在しました。

その滞在期間で、3日置きに断水を経験し、断水したら1日以上水は出ないという経験をしました。

例えばこんな感じ

3日間は水道を捻って水は出る→突然断水が起こる→断水が起きた日から2日間くらい断水したままで水は出ない→断水3日目にやっと水道から水が出てくる

ルワンダでの滞在ではこの断水、水事情に関してが一番不便でした。

しかも、

水が出ないってこんなにも不便なのか?

と身をもって感じました。

 

2、断水したら不便な事

断水したら何がどう不便なのか?
  • 歯みがきをした後、うがいをするのに蛇口を捻っても水が出ません
  • 顔を洗おうとして、蛇口を捻っても水が出ません

めっちゃ不便です・・・・。

全てが思い通りにならないのです。

そして、これが積み重なるとストレスになります。

滞在中起きる断水に対して、かなりストレスを感じました。

私は、水が出ないことでストレスを感じるんだ、と初めて気づきました。

 

3、滞在中のシャワー事情

断水したら、もちろんシャワーを浴びるのも不便になります。

水シャワーならともかく、シャワーから水が出てこないので、バケツの水を浴びる形になります。

バケツに溜めた水で体を洗うのはたぶん初めてだったと思うのですが、けっこう難しい事に気づきました。

水を使い放題してもいいなら別だけど、節約しないと水が切れるので、バケツの水を、コップで1杯1杯すくって流すという感じで全身を洗います。

3週間の滞在でこれを続けていくと、最初はずいぶん水を無駄遣いしてしまったけど、最後にはバケツ1杯で上手く全身洗い流すことが上手になります。

バケツ1杯で全身を洗うテクニックを身につけることができるようになるわけです。

毎回このシャワー時に、このようなことを考えました。

バケツ1杯のこの水で、どの順番で洗い流していけば効率が良いかということを・・・。

結果、

一気に頭から全身を洗って、一気に頭から水を流して洗えば少しの水で全身を洗い流すことができます。

シャワーからお湯が出てきて、何も考えずに流している日本での生活と比べると、ほんとに悲しくなります。

補足

これは私が滞在したホームステイ先での経験です。ホテルなどに滞在した場合、お湯のシャワーが出ますし、逆にもっと田舎の方に行くと、バケツの水すらない可能性もあります。

park inn Hotel のシャワー

park inn Hotel のシャワー

park inn Hotel の洗面台

park inn Hotel の洗面台

ちなみに、こちらはキガリの高級ホテル、park inn Hotelのシャワールームと洗面台。

もちろん温水が、スムーズに出ます。断水もありません。

実際のところ、2015年から2018年まで毎年ルワンダを訪問していますが、同じ家庭で滞在させてもらう中で、断水とこのようなバケツシャワーだったのは2015年だけ。

翌年は、家庭に温水シャワー(たまに水圧弱い)が設置されていました。

また、断水は必ず起こるわけではなく、家庭に水道が通っており、お金をしっかり払えば断水はほぼないのだそうです。

結局、お金が払える人は不便ない暮らしが確保できるということになるのですね。

 

4、ルワンダの家庭での水対策

溜め置きされた水

溜め置きされた水

突然断水が起こるので、ルワンダの家庭では常に水を溜め置きしています。

断水したら、溜め置きした水を使います。

水はとても貴重なので、雨が降った時には雨水をちゃんと貯めています。

断水で水道から水が出なくなると、溜め置きした水を使いますが、さらに溜め置きの水が無くなった場合は、水を買いに行きます。

水を購入する所(キガリ市内)

水を購入する所(キガリ市内)

水を購入する所(田舎の方)

水を購入する所(田舎の方)

ルワンダでは、各場所に水を購入できる場所があります。

黄色いボトルに水を入れてもらいます。

市場にて

市場にて

黄色いボトルは、市場などでたくさん売られています。

黄色いボトルを持って、水を自分で買いに行ったことがないので値段はわかりませんが、この記事によると、料金は1缶20Lで30RWF(5円弱)だそうでです。

補足

田舎の方に行くと、家庭に水道がないのも多く、水を買いに行くお金もない所も多くあります。溜めた雨水だけで生活している人々もいるのは事実です。

水を買いに行く子ども

水を買いに行く子ども

水を買いに行く子ども

水を買いに行く子ども

しかも、こんな小さな子供が水を汲みに行っていたりします。

子どもたちは、水汲みが仕事になってるといういのも多いと思われます。

水の購入に関して、より深く知れるおすすめの記事

ルワンダで水を買ったら罪悪感を感じた話

 

テーマ②:キガリの技術専門学校での水事情

ルワンダでの主な活動は、キガリの技術専門学校での活動でしたので、学校での水事情に関してもいろいろ見ることができました。

是非、日本の若い人や学生にも知ってほしいなと思います。

活動中に知った学校での水事情
  1. 学校に水道なんてない
  2. 授業風景1:バケツに汲まれた貴重な水を使う生徒たち
  3. 授業風景2:衝撃を受けた、シャンプー中の光景

続けて、テーマ②も順番に見ていきましょう。

 

1、学校に水道なんてない

学校に設置されている貯水タンク

学校に設置されている貯水タンク

まず、学校に水道なんてありません。

トイレと調理場にあるくらいだったかな・・・。

学校や大きな施設、または家にはこのような貯水タンクが設置されている所もあります。

手動式の水道

手動式の水道

例えば、生徒たちのトイレの前にはこのような手動式の水道があります。

足でレバーを踏んで、

足でレバーを踏んで、

手でレバーを引くと水が出る。

手でレバーを引くと水が出る。

この手動式の水道は、足でレバーを踏み、手でレバーを引くと水が出る仕組みになっています。

リニューアルされた水道(2018年)

リニューアルされた水道(2018年)

2018年訪問時、少しリニューアルしていましたが、変わりなく手動式の水道でした。

 

2、授業風景1:バケツに汲まれた貴重な水を使う生徒たち

水を汲んでくる生徒の様子

水を汲んでくる生徒の様子

水を汲んでくる生徒の様子

水を汲んでくる生徒の様子

技術を学ぶ生徒たちは、どこからか水を汲んできていました。

バケツの水を使う生徒

バケツの水を使う生徒

バケツに汲まれた貴重な水

バケツに汲まれた貴重な水

そして、そのバケツに汲まれた水を授業中みんなで使っていました。

ネイルや美容道具を洗う水として、綺麗な水と、洗った後汚れてしまった水、という形で分けていました。

水は少なくて貴重だからといって、不潔なわけではありません。

ルワンダ人はとてもきれい好きです。

この貴重な水で、道具を綺麗に洗い流し、大切に保管します。

 

3、授業風景2:衝撃を受けた、シャンプー中の光景

シャンプーの練習の様子

シャンプーの練習の様子

断水したらバケツの水を使う

断水したらバケツの水を使う

美容・理容の授業では、シャンプーの練習をします。

見かけは日本と同じようで、シャワーヘッドもありますが、断水したらバケツの水を使います。

もちろん、お湯ではなく冷たい水です。

日本の美容室でのシャンプーって、本当にリッチで豪華ですよね。

当たり前のように、お湯が出てくるんですから・・・。

さらには「お湯加減はいかがですか?」なんて、対応まであります。

是非とも、日本の多くの方にこのような事実を知ってほしいと思った瞬間でした。

そんな状況があたりまえで、シャンプーの練習をする学生たちをほんとに尊敬します。

 

学校ならまだしも、実際の美容室ではどうなのか?

この記事(【検証】アフリカの美容室で「ヘアメイク全部おまかせ」にしたらどうなるの?)によると、街の美容室でもおそらく冷水で、断水したらバケツ?

場所によってはお湯シャワーのところもあると思いますが、基本水シャワーが多いのかなと思います。
今度改めて調査してみたいです。

 

まとめ:ルワンダの水事情を知って思うこと

水がいかに貴重であるかを思い知らされました。

日本にいると、水が出ることはあたりまえなので、水事情に関して真剣に考えたことがなかったからです。

「ルワンダで断水したらどうなるのか?」を経験できたことは本当に貴重な経験になったと思います。

日本での生活は、世界的に見たら奇跡的な暮らしであることがわかります。

水道から水が出てくる、ということすら貴重である事実を、知らないといけないとつくづく感じました。

このような経験を通して、水の使い方、水の利用の仕方を使う前に一度考える、という癖がつきました。

何も考えずに、ではなくて、1つ1つの物事に関して一度考えてみることはとても大事な事です。

「みなさん、明日から3日間断水します!」と告知を受けただけでも焦りますよね。

突然断水したら、気が狂う人も出てくるのではないでしょうか・・・。

一人一人が生きる知恵を身につけておくことは、重要な事。

もしも私に子供ができたら、そのように物事に対して実際に経験をさせ、考えることを教えていきたいと思いました。

生きる知恵は、人生の基本であると思います。

そして、1日でも早く、世界中の人々が安全に飲める水が近くにある生活ができることを願います。